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手取り比較シミュレーターの使い方
現職、転職オファー、フリーランス独立案を比べるときは、入力前に条件をそろえ、検索後に見る数字を決めておくと判断がぶれません。手取りコンパスで比較するときの実務的な手順をまとめます。
結論
まず「現職」「比較したい案」の2つを決め、年収や売上だけでなく、働き方、扶養、年齢、都道府県、経費をそろえて入力します。 検索ボタンを押した後は、年間手取り差、月あたり差、手取りキープ率の3つを見ます。
額面差
+120万円
現職500万円からオファー620万円の例
年間手取り差
+86.5万円
生活に残る実増
月あたり差
+7.2万円
毎月の余裕の目安
手取りキープ率
72.1%
増えた額面のうち残る割合
入力前にそろえるもの
| 項目 | 会社員で見るもの | フリーランスで見るもの |
|---|---|---|
| 収入 | 額面年収、賞与比率、固定残業代、手当 | 年間売上、継続案件と単発案件の比率 |
| 控除条件 | 扶養、配偶者控除、40歳以上か、都道府県 | 青色申告控除、経費、国民年金、国保の自治体 |
| 時間 | 残業時間、通勤時間、出社日数、オンコール | 稼働日数、営業・請求・学習に使う時間 |
| 制度価値 | 退職金、企業型DC、住宅手当、福利厚生 | 小規模企業共済、iDeCo、保険、休業時の備え |
オファー面談中にすべてが確定しない場合は、わかっている条件だけで一度検索し、不明点をメモに残します。 「年収は高いが固定残業代や賞与が不明」という状態を、結論として扱わないことが大切です。
検索後に見る順番
- 年間手取り差を見る。額面差ではなく、税金・社会保険料を引いた後の差で判断します。
- 月あたり差を見る。家賃、住宅ローン、教育費、貯蓄計画に効くのは月次の余裕です。
- 手取りキープ率を見る。昇給や転職の増額分がどれだけ残るかを確認します。
- 限界税率を見る。副業追加、残業増、単価交渉で「次の収入」がどれだけ残るかを把握します。
- 最後に、時間、退職金、企業型DC、福利厚生、リスクを別枠で足します。
手取りコンパスは入力途中の数字で右側の結論を動かさず、検索後に比較結果を出す設計です。 条件を途中で触っている段階の数字と、判断に使う確定後の数字を分けるためです。
判断メモの作り方
受ける理由
年間手取り差、月あたり差、制度価値、将来の市場価値を1行ずつ書きます。
見送る理由
固定残業代、賞与依存、通勤時間、退職金の欠落、試用期間条件を分けて書きます。
追加で聞くこと
基本給、固定残業時間、賞与算定、退職金規程、副業可否、勤務地変更リスクを確認します。
次の比較対象
現職改善、別オファー、業務委託、副業拡大を同じ条件で並べます。
次の一手
まず現職とオファーを検索し、手取り差が出たら、固定残業代、退職金、企業型DC、副業可否を順番に足して判断してください。 迷う場合は、同じ条件で市場価値診断や別オファーも比較対象に入れると、1社だけの条件に引っ張られにくくなります。
比較軸をそろえて市場価値を確認する
市場価値診断や求人比較を見るときも、額面年収だけでなく、手取り差、勤務時間、制度価値まで同じ表に入れると判断しやすくなります。
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