Guide

フリーランス手取り早見表と国保・国民年金の見方

フリーランスの手取り早見表として、売上別に経費、国民健康保険、国民年金、所得税・住民税を引いた後の概算手取りを整理します。売上ではなく、経費と社会保険を引いた後の手取りで見ます。

結論

フリーランスは売上から経費を引き、国民健康保険、国民年金、所得税、住民税を自分で負担します。 会社員の額面年収とフリーランスの売上をそのまま比べると、手取りを大きく見誤ります。

売上例

800万円

年間売上

経費例

150万円

仕事に必要な支出

青色申告後の手取り

475.2万円

概算モデル

青色申告の差

+24.3万円

白色申告モデルとの差

フリーランス手取り早見表: 売上別の国保・国民年金・手取り

売上経費経費後の実入り国民健康保険国民年金所得税・住民税年間手取り
500万円80万円420万円37.7万円21.5万円39.1万円321.7万円
800万円150万円650万円60.7万円21.5万円92.6万円475.2万円
1,000万円200万円800万円75.7万円21.5万円134.7万円568.1万円
1,200万円250万円950万円90.7万円21.5万円176.4万円661.4万円

前提は扶養なし、40歳未満、青色申告特別控除65万円を使う概算です。 国民健康保険は自治体差が大きいため、手取りコンパスでは所得割10%・均等割6.5万円の簡易モデルで表示しています。

フリーランス手取り早見表を使うときの注意

「フリーランス 手取り 早見表」で確認したい数字は、売上そのものではなく、経費、国民健康保険、国民年金、所得税、住民税を引いた後に残る金額です。 会社員の年収と比べるときは、会社員の額面年収とフリーランスの売上をそのまま並べず、経費後の実入りと保障の差を合わせて見ます。

会社員の社会保険と何が違うか

  • 会社員は健康保険と厚生年金を会社と折半します。フリーランスは国民健康保険と国民年金を自分で負担します。
  • 国民年金は定額ですが、国民健康保険は所得、世帯人数、自治体、年度で変わります。
  • 会社員の厚生年金、傷病手当金、有給、雇用保険、退職金は、独立後に同じ形では残りません。
  • 売上が増えても、国保、税金、経費、未回収リスク、休業リスクを差し引いた後の手取りで判断する必要があります。

青色申告控除は手取り差に効くが、会計が前提

青色申告特別控除は、一定の要件を満たすと所得から控除できる制度です。 売上800万円・経費150万円の例では、青色申告ありの概算手取りは白色申告モデルより約24.3万円高くなります。

ただし、控除を受けるには帳簿、期限内申告、e-Taxや電子帳簿保存などの要件があります。 「節税できるから独立」ではなく、記帳・請求・入金管理まで含めて運用できるかを見てください。

独立前のチェックリスト

  • 売上見込みではなく、経費後の実入りを出す。
  • 国民健康保険は住む自治体の試算ページで確認する。
  • 国民年金、付加年金、iDeCo、小規模企業共済など、老後資金の不足分を別で見る。
  • 病気や休業時の生活費を、最低でも数か月分は現金で確保する。
  • 会社員オファーと比べる場合は、手取りだけでなく保障と時間の自由度も同じ表に並べる。

次の一手

国保・税金を見える化するには、記帳の仕組みが先

フリーランスの手取りは、売上よりも経費管理と申告の精度で変わります。独立前に会計ソフトや請求管理を整えると、国保・税金・資金繰りを早く把握できます。

会計ソフト・確定申告サービスへの広告リンクを含みます。

会計・確定申告の準備を確認する

関連ガイド